2014/10/30

イタリア料理名前の由来(職業編)

昨日は、イタリア料理の名前の由来について
地名が付いた料理を紹介しましたが、
今回は、職業の名前が付いた料理を紹介したいと思います

日本人に馴染みがあるパスタソース
カルボナーラ」ですが、
これも職業の名前が付いてます

カルボナーラのイタリア語を日本語に訳すと
「炭焼き職人」という意味です

これは、カルボナーラにかかっている
黒胡椒が、炭がかかっているみたいに見えるので付いた名前だそうです

ただ、他にも
炭焼き小屋にあった、
ベーコンと卵を材料にしているから炭焼き職人のパスタって呼ばれるとか
名前の由来にも諸説あるみたいです

続いて、日本人に馴染みがあるのは
ペスカトーレ」だと思います

「ペスカトーレ」と「ペスカトーラ」って呼んだりするんですが、
まぁ、両方とも「漁師風」「釣り人風」って事です

日本語の意味の通り
具材に、魚介類を使った料理がペスカトーレって呼ばれます

特に、この魚を入れないといけないって決まりは無いので
中に入っている魚は、お店の店員さんに聞かないとわかりません(笑)

似た感じの料理で
アル・マーレ」って料理もあります

マーレは「海」という意味なので、
基本的に一緒の料理だと思っても良さそうです

さらに「マリナーラ」って料理もあります
これは「海の上の」「船乗り」って事なんですが、
マリナーラは使う材料が決まっていて
アンチョビー(イワシの塩漬け)が入っているとマリナーラって呼びます

そして「ボスカイオーラ
これは「木こり風」って事です

木こりって、木を切って生活していると思いますが
ボスカイオーラは、キノコがメインの料理です

こちらも、似た感じで
イル・ボスコ」って料理があります

ボスコは「森」って意味で
森で採れる材料なら何でもOKって感じですかね?(笑)

ちなみに、
「マーレ」とか「ボスコ」の前に
「アル」とか「イル」が付いてますが、
これは前置詞です
これを付ける事で「森の~」って事になると思います
他にも「アッラ」「デッラ」とかあるんですが、
文法の勉強をしてないので詳しい事はわかりません(笑)
ちゃんとした決まりがあるはずなんですが、
何と無くで書いたり話したりしているので、
間違っていたらごめんなさい!

さて、話は料理に戻って
次の料理の由来はカチャトーラ
これは「狩人風」「猟師風」という意味です

材料は、狩りをして採れる材料ですね
シカ肉とかイノシシ肉
野性味あるジビエと呼ばれる物を使い
基本的には、トマトソースで煮込んだ料理が多い気がしますね

そして、「プッタネスカ
これは「娼婦風」という意味で
アンチョビーと黒オリーブを使ったトマトソースです

娼婦が客待ちをしている間に
簡単に出来る事からこの名前が付いたらしいです

またまた、長くなって来たので最後の料理です

コンタディーナ」は「農夫」って意味ですね
野菜を使った料理がこの名前で呼ばれます

ただ、農夫の料理ですが、
肉が入っていたり、魚が入っていたりもします
野菜の方が多めだったらコンタディーナって事だと思います

以上
今回は、料理の名前の由来「職業編」でした


6 件のコメント:

心姫 さんのコメント...

前回の料理の名前はほとんど知ってましたが、
今回のは知らないのが多いです~。
カルボナーラとペスカトーレとカチャトーラしか、
聞いたことないです。

りょうちゃん さんのコメント...

ほんと
最初の二つくらいしか知らないや笑

おもしろいね~♪

しばいつん さんのコメント...

こんばんは。
またひとつお利口になった気分・・・。
色々、言葉がありすぎですね・・・。

あと、ピザポテトの記事載せましたよ。

Gabriel. さんのコメント...

心姫さん
最後のコンタディーナ(農夫風)のメニューは、
自分もほとんど見た事無いですよ(笑)
レストランに行って、
野菜ばっかりのパスタとか食べないからかもしれませんけどね(笑)

Gabriel. さんのコメント...

りょうちゃんさん
色々書いていると、意外と沢山あってビックリしました(笑)
今日も「その他編」で記事を更新しました
もっと詳しく調べて、書き始めると終わらないかも(笑)

Gabriel. さんのコメント...

しばいつんさん
でも、言葉で中に入っている物がある程度想像できるので楽ですよ
魚が食べたかったら、ペスカトーレとか
肉だったら、カチャトーレとか
慣れるとこっちが良いかもしれません(笑)