2014/11/28

一人旅(ルッカとプラート)

今回の一人旅は、二つの街を紹介します

まずは、以前フィレンツェの記事を書いた時に少し紹介した
Prato(プラート)です

ちょっと前回の記事をおさらいすると
プラートは、自分が好きな中世画家の
「フィリッポ・リッピ」さんが暮らした街です

フィレンツェのウッフィツィ美術館に作品があるんですが、
プラートの教会にも彼の作品が描かれています

どうしても、その作品が見たかったので、
電車に飛び乗り見に行きました(笑)

プラートはフィレンツェから20分くらいで到着する小さな町です

見所と言っても、そんなに沢山は無いと思うので
普通の観光客は少ないです

ただ、さっきから言っている様にフィリッポ・リッピと
その息子のフィリピーノ・リッピの作品が展示してある美術館もあります
(もちろん、それ以外の画家の作品もありますよ 笑)

観光客が少ないので、
のんびりするのにも最適ですし
フィリッポ・リッピファンは足を運んでみると楽しい時間が過ごせますよ(笑)

こちらは、プラートの大聖堂に描かれている
フィリッポ・リッピの「サロメの踊り」という作品です




さて、続いて「ルッカ」の町です

ルッカは、城壁の町とも言われていて
町の周りが城壁で覆われています

場所は、ピサの街に近い所にあって
フィレンツェから電車で1時間くらいで行く事が出来ます

こちらも素敵な町なんですが、
近くにピサの街があるので
なかなか観光客は訪れる事が少ないと思います

自分のルッカの思い出なんですが、
「緑と城壁とコスプレ」です(笑)

緑と城壁は、
ルッカの町は、周りが城壁で覆われているんですが、
その城壁の周りは、緑(芝生?)で覆われています

駅から出て、ちょっと歩くと
緑が見えて来て、その奥にレンガ色の城壁があって
本当に日本では見れない景色が見れました






(写真は、今回も写真共有サイト「Pixabay」さんからお借りしてます)


で、思い出の最後のコスプレなんですが(笑)
ちょうど、自分がルッカに行った時に
コスプレのイベントが行われていたみたいなんです

電車から、駅に降りると
既に、何人かのイタリア人のコスプレイヤーが居て
「? ? ?」ってなりました(笑)

そして、町に向かって行くと
その数はドンドン増えて来て
ルッカの町の印象がコスプレになってしまいました(笑)

もちろん、城壁の中の町も歩いて観光したはずなんですが、
コスプレの印象が強くて、街中の様子を覚えて無いんです

まぁ、ルッカの最大の特徴は城壁なので
その記憶があるだけでも良いのかもしれません(笑)

あと、この前テレビを見ていたら
このルッカの町が紹介されてました

そこで、面白い話をされていたので紹介したいと思います

ルッカには「ピサの十字架」と呼ばれる
黄金で出来ている十字架の飾りがあります

この十字架ですが、
中世時代にピサの街がルッカの町からお金を借りた時に預けたらしいです

「期限までにお金を返さなかったら、この十字架をあげます」
って事だったらしいです

そして、その期限の日にピサの街は、
ちゃんとお金を用意して約束の時間に間に合う様に出発したらしいです

あれっ?
ピサは、お金を準備して返しに行ったのに
なんで?十字架はルッカにあるの?
って思いますよね

なんと!
ルッカの町は、町中の時計の針を1時間ずつ進めて
ピサの街の遣いが来た時には
「時間が過ぎてますよ!十字架は、私達が頂きます」
って事で手に入れたみたいです(笑)

まぁ、そんな歴史があるからなのか分かりませんが、
今でもピサの街とルッカの街は対抗心が強い間柄らしいです



10 件のコメント:

しばいつん さんのコメント...

こんばんは。歴史に残る、名画っていいもんですね~。
ルッカって見た目、密集していて日本の前方後円墳(古墳)みたい。
日本に無い景色でびっくりです。

あと、予約でいっぱいの・・・シリーズ買いまして一つ
食べたけど食べ慣れていないうせいか、
何とも言えない味でした。
ほかのも食べてみますけど。
記事にリンクを貼りましたので、すいませんけど事後報告です。

まゆみさん さんのコメント...

「サロメの踊り」って、アレでしょう?
王様がサロメの踊りをたいそう気にいって、
欲しいものは何でも与えようと言ったら
「ヨハネの首を」と言って牢獄に入れられていたヨハネの
首をはねて大皿に乗せて差し出したという・・・

ルッカの町の人ってずるかったんですね。
ピサの人ももっと早くに出発してれば~
その黄金の十字架の飾りって素敵なんでしょうね。
見てみたいものですね。

心姫 さんのコメント...

城壁に囲まれてるって、凄いですね。
なんか昔っぽい。
そこにコスプレイヤーですか。
じゃあ、中世の格好とかがしたいです。
素敵な写真が撮れそう。
ピサの人がルッカの人に怒ってるならわかるけど、
対立なんですね・・・。

しばいつん さんのコメント...

記事とは関係無い事ですが
予約いっぱいの・・シリーズ
Tomさんが教えてくれましたけど
全部で14種類あるそうですよ。
商品リンクをつけたら、他にも
種類が出てるようでした。

Gabriel. さんのコメント...

しばいつんさん
空からみた風景が不思議な感じですよね
日本ではなかなか無い光景ですもんね
しばいつんさんのブログ見て来ましたよ
全部で14種類あるんですね
全部食べるにはかなり時間がかかりますね(笑)

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
サロメの踊りってそんな話なんですね
絵だけに興味があって内容まで考えていませんでした(笑)
でも、絵を見るときに、その描いた風景とか状況を知って見た方がもっと楽しめますよね
この時、サロメはもう決めて踊っていたのか?とか
踊りながらも悩んでいたのか?とか想像もふくらみますよね
今度から絵を見る時は、そんな事も考えながら見たいですね

ルッカにある十字架ですが、
当たり前ですが、貸したお金より高価な物だったみたいです
しかし、町中の皆で騙すなんて凄いとしか言えませんよね(笑)

Gabriel. さんのコメント...

心姫さん
残念ながら、中世の格好の方はほとんど居ませんでした
ゲームとかアニメのコスプレです(笑)
だから、それが印象に残っているんですけどね(笑)
ピサとルッカは元々から対立していたみたいですよ
だから、そんな風に騙したりしたんでしょうけどね
もしかすると、その前にピサの方が何か事件を起してたりして(笑)

Gabriel. さんのコメント...

しばいつんさん
情報ありがとうございます

まゆみさん さんのコメント...

サロメは何も考えてはいませんでしたが
王様が欲しいものは何でも与えよう。
この国の半分までも与えようと言ったときに、
母親に「ヨハネの首をと言いなさい」と言われてそうしたのです。
王様はヨハネに好意を持っていて悩みましたが
自分が言った手前、そうせざるを得なかったわけです。
残酷な話ですよね。
新約聖書の中のお話です。

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
王様も好きでヨハネの首を切ったわけじゃないんですね
引くに引けなくなったって事なんですね
サロメのお母さんが黒幕なんですね(笑)
この絵の中にそのお母さんも描かれているはずですよね
どれがそのお母さんなんでしょうね?