2014/12/23

聖チェチリア

どうも! ガブリエルです

今回は、昨日の物語の補足というか
書ききれなかった部分を紹介しますね

聖チェチリアさんは、
はっきりとした年は分かりませんが
2世紀頃にローマで生まれた方です

この聖チェチリアさんは、オルガンを発明したとされる方です

実際に、チェチリア教会にオルガンがあるかどうか分かりませんが
昨日の物語では、教会内のオルガンを奏でてみました(笑)

その理由から、音楽の聖人として崇められているみたいです
あと、理由は分かりませんが
盲目の守護聖人にもなっているらしいです

チェチリアさんは、結構波乱万丈の人生を送っています
まぁ、聖人に認められる方ってそうなのかもしれませんけどね

ローマの貴族の娘として生まれたチェチリアさんは
幼い頃に洗礼を受けてキリスト教に入ります

その後、親の紹介で結婚するんですが、
相手の方はキリスト教では無かったんですが
チェチリアの信仰心に心を打たれ
弟と一緒にキリスト教に改心します

で、その旦那さんのバレリアノさんと
弟のティブルッティオさんは
国から迫害されたキリスト教信者を助けたり
殺された信者を埋葬したりしたそうです

しかし、それが当時のローマ総督に知れてしまいました
当時は、まだキリスト教は認められていませんでした
なので、ローマ総督は二人を殺してしまいます

その殺された二人をチェチリアは丁寧に埋葬します

これまた、その事がローマ総督に知られ
今度はチェチリアが拷問されてしまいます

蒸し風呂に入れられて
二人の墓を取り壊す様に言われましたが
蒸し風呂の拷問には、汗ひとつかかずに乗り切ったそうです

しかし、ローマ総督も黙ってはいません
完全に死刑にするように部下に命じ
チェチリアは首を切られる事になりました

いざ、首を切る為に
チェチリアの首に剣を振り下ろすと
首は切れないままで
3度も振り下ろしたそうですが、
首は切れなかったそうです

ただ、やっぱり拷問や首切りの影響なのか
それから三日間苦しみながら
最後は亡くなったそうです

その後、他のキリスト教の信者達により
旦那さんとその弟が眠る墓地に埋葬されました

しかし!
ここでチェチリアさんの伝説は終わりません(笑)

1599年に墓地(当時はもう教会になってたそうです)
を改築する工事がありました

そこで見つかったのが、
チェチリアさんの遺体なんですが、
全然腐敗も進んで無くて綺麗な状態で見つかったそうです

そして、ちゃんとお墓も綺麗にして
お墓の上には、遺体を発見した当時の姿の彫刻が置かれています

もちろん、そのお墓がある教会が
ローマにあるチェチリア教会です

写真を探したんですが、
残念ながら使える写真はありませんでした

Wikipediaとかのリンクを貼るので
興味がある方はそちらをご覧ください

ちなみに「セシリア」は英語の読み方です

こちらは、チェチリア教会が紹介されているHPです
サンタ・チェチリア・イン・トラステヴェレ教会

興味がある方や
音楽の仕事などに就いている方は
一度訪れてみると良いかもしれません

8 件のコメント:

なこ さんのコメント...

「ガブリエルの冒険」初めて読ませて頂きましたよ。
神話に出てくる神様のように人間臭い愛情や憎しみが感じられて、
とっても面白かったです。
チェチリアさんは伝説上の人物ですか?
実在だったのかしら?
キリスト教には聖人が沢山居ますね。

yume さんのコメント...

聖チェチリアさんは、実在されていたのですね~☆
ホント!波乱万丈の人生だった様で
当時の姿の彫刻がチェチリア教会にあるのですね!
チェチリアさんの遺体も綺麗な状態だったなんて、神秘的ですね☆

心姫 さんのコメント...

3度も剣を振り下ろされるなんて、怖い。
しかも3日も苦しんで亡くなるなんて、気の毒ですね。
遺体がキレイな状態だったなんて、ホント奇跡です。

Gabriel. さんのコメント...

なこさん
ガブリエルの冒険も読んで貰えたんですね
楽しんでいただいて嬉しいです(笑)
チェチリアさんは、実在の人物ですよ
さすがに、伝説的な話はどうなのか?って気がしますが
遺体も見つかっているので実在したのは間違いないです

Gabriel. さんのコメント...

yumeさん
チェチリアさんの人生って凄いですよね
当時の姿というか、お墓から見つかった時の姿らしいです
お墓から出てきても綺麗なままだったなんてうらやましい?ですね(笑)

Gabriel. さんのコメント...

心姫さん
当時の処刑のやり方も怖いですよね
それに耐えたというか、
傷がちょっと付いただけだったっていうのは驚きです
綺麗な状態の遺体っていうのも奇跡ですよね

まゆみさん さんのコメント...

キリスト教が始まった当初はユダヤ人はローマの支配下にあり、
厳しい迫害があったというのに、
その後、キリスト教がローマの国教になったなんて
あまりにも皮肉な話ですよね。
チェチリアさんがローマ人でありながら
キリスト教の信者になったというのは
それだけキリストの教えに心を打たれたためでしょう。
日本でもそうだったように、
キリスト教は常に迫害に遭いますね。
それでも信仰を貫きとおした信者たちは立派ですよね。
チェチリアさんの遺体がキレイな状態だったなんて奇跡ですね。
きっと天国でも素晴らしい活躍をしていることでしょうね。

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
ほんと、最初は異教として迫害されていたのに、
のちにローマ帝国の国教になるなんて皮肉ですよね
でも、それまで、頑張って普及活動された方々のおかげで
国に認められたんでしょうね
チェチリアさんの遺体が綺麗だったのも
神様が生きてる間の業績を認めたから
綺麗な状態で発見されたんでしょうね