2016/02/05

一人旅(アオスタの仕事・その3)

さて、今回もアオスタの仕事の紹介で
しかも、ワイン好きなシェフにまつわる記事です

以前の記事に書きましたが
アオスタのシェフは
自分のワインの師匠でもあります

その知識は凄い物があって
イタリアワイン以外にも
フランスワインなどの知識も豊富です

そんなシェフと朝から街まで仕入れに行く事もありました


仕入れって言っても
もちろん、自分は荷物持ちです
シェフが買った物を車で来ているので
市場から車まで運ぶのが仕事です

もちろん、その荷物持ち自体は
そんなに大変でも無いし
嫌な仕事でも無いんですが
この朝からの仕入れの時に
嫌な事があるんです(笑)

まず、前日に
「明日買い物に行くから
朝、〇〇時にレストラン前に集合!」
って言われます

そして、
シェフの車に乗って
少し離れたアオスタの街の市内に移動します

アオスタの街に着いて
まずやる事というと
朝食を食べます(笑)

イタリア人は、ほとんどの人が
行きつけのバール(喫茶店)があって
そこで、エスプレッソコーヒーはもちろん
ブリオッシュなどの朝食も摂ったりします

シェフもいつもの様に
行きつけのバールに行って
「お前は何を食べる?」
って聞いてくれるので
その時に食べたい物を言います

もちろん、シェフのおごりです(笑)

で、
朝食を済ませると
いよいよ仕入れです
まぁ、この時もシェフが選んで買って
それを持つだけなので
何の問題も無いですよね(笑)

このあとですが
市場で揃わなかった材料などは
大型スーパーなどに行って買ったりもします

その、スーパーに向かう途中なんですが
「疲れただろう?
バールに入って少し休むか?」
って事でまた、バールに行くんです

仕入れって言っても
そんなに多い荷物でも無くて
歩いた距離も時間も短いので
全然疲れて無いんですが
返事を聞く前にシェフはバールに入って行くんですよね
結局、自分が休憩したいだけなんだと思います(笑)

そこのバールですが
当然の様に
「お前は何を頼む?」
って聞かれます

つい、30分ほど前に朝食のパンを食べたり
コーヒーなどを飲んでいるので
特に飲みたい物とか無いんですよね
なので
「シェフと同じ物で良いですよ」
って最初の時に言ったんですよね

すると、店員さんに
「〇〇を二つ」
って注文されてました

そして、目の前に出された物が
なんと!
スパークリングワインでした(笑)

飲む前は、
炭酸のジュースかな?
って思って飲んでみると
しっかりとアルコールが入ってました

時間は、朝の8時とか9時ですよ〜
コーヒーを飲んだ次の水分がワインなんて考えられないですよね

まぁ、二回目に付き添った時に
「遠慮します」
って言えば良かったんですが
「同じ物で良いよな?」
って言われて
つい、ハイって言ってしまったんですよね

それからは、
当たり前の様にスパークリングワインが出てくる様になりました

でも、アッサリしたスパークリングワインなので
意外と朝からでも飲めるんですよね(笑)
結局、しばらく続けていると
朝からスパークリングワインが普通になってました

ちなみにですが
時々、奥さんの仕事が早く終わるから
「終わるまで待って迎えに行こう!」
とか
他にも何かしら用事がある時には
バールに寄ってワインを飲んでました(笑)

もちろん、
そのあとは、仕事があって
アルコールが入った状態で仕事をしてました

あんまり、良い事ではないので
良い子の皆さんは真似しないようにしてくださいね(笑)

価格:6,804円
(2016/2/5 23:05時点)
感想(1件)



2 件のコメント:

まゆみさん さんのコメント...

ブオナセーラ!
私は良い子じゃないので、こちらのシェフさんとのお付き合いは
喜んでしますよ~(*^。^*)
でもシェフさんって運転なさるんですよね?
ま~、ひと昔前のことだから今とはだいぶ事情も違うと思いますが・・
日本も交通ルールがかなり厳しくなりましたが
イタリアもきっと同じでしょうね?
そのシェフさんは今頃どう過ごしていらっしゃるんでしょうね。
きっとかなりお年も召していらっしゃることでしょうし、
Gabさんに会うときっと懐かしがられて喜ばれることでしょうね・

Gabriel. さんのコメント...

まゆみさん
イタリアは多少のアルコールはOKですよ(嘘です!)
でも、自分がイタリアに居た頃は
ほとんどの人が飲酒運転でしたね
日本と違うのは、自分で飲む量をちゃんと調節しているって点でしょうか?
ぐでぐでになるまで飲んでいるイタリア人って見た事ないですね

実は、アオスタのシェフは
お店をたたんでしまわれたんですよ
残念ながら、あの料理は食べれないかもしれないですが
一緒にワインは飲みたいですね~(笑)